Home  /   StudioMelt  /   The Workshops

2011年8月3日水曜日

温泉感謝祭



・・・・毎日寒い。
ここのところ昼間でも17,8度しかないのだ。

草津の夏の売り物は涼しさだけれど・・・・ここまで涼しいと
夏の風情は感じられない。
「こたつ出したよ。」「暖房つけてるよ。」って会話が普通になってる。
夏はそれなりに暑くないと・・・




草津の良さが半減するではないか!


暑くないから・・・八月に入った感じのないまま、恒例の「温泉感謝祭」を迎えた。
毎年8/1・2に行われる、温泉という自然の恵みに感謝するお祭り(名前のままだな)
温泉女神様がご降臨されて・・・・という儀式がメイン。
なかなか荘厳なイベントなのだ。

今年はちょっぴり天気に泣かされたけど・・・。
写真は今年のポスター。

毎年祭りの前になると
「今年の女神は誰?」「どこのおじょうさん?」と話題になる。
女神様は草津のうら若き乙女から選ばれる。
みいんな、小さい子供の頃から知っているから、納得の人選だったり、驚いたり(笑)。

「あそこのうちはおばあちゃんから代々女神様してるよ。美人の家系だね」
なんてうちもあったり・・・

女神に仕える巫女も草津っ娘。白丁と呼ばれる女神のお守り役も、草津の少年と男性。
お祭りの何週間も前から、神事の為の練習に明け暮れる。
大人も子供も、お祭りのために本気で時間を費やす。

「みんなで盛り上がろう」とか「人集めようぜ」とかいわゆるお祭りのそういうのとはちょっと違う。

一年に一度しかない、温泉に感謝する儀式

温泉が枯渇したら、草津の街は存在しなくなる。
自分たちのルーツ、現在の生活そのものに感謝する儀式なのかもしれない。

温泉は自然に湧いて出ているもの。
人の力でどうこうできるものではない。
温泉に生かされている草津。

おばあちゃんの時代から数えて、今年は66代目の女神様。
戦後、とだえることなく温泉への感謝を持ちつづけながら、
草津の街は存在している。

0 件のコメント:

コメントを投稿