「こびとづかん」という絵本をご存じでしょうか?
なんともきもちわるい空想のこびとがたくさん出てきます。
代表的なこびととしては「かくれももじり」。
桃の中に住んでいて、たまに間違って出荷されるらしいです(笑)
大人が見たら、「な~んとくだらない」と思う絵本なのですが、作者のこだわりっぷりは見事です。
ご覧になったことのない方は、ぜひ一度、本屋さんで手に取ってみてください。
今日、その「こびとづかん」をはじめとする「ユーモア・ナンセンス 絵本原画展」を見に行きました。
どの絵本の原画も、それぞれの世界観で見ていて飽きませんでした。
そしてどの作者も、ご自身が楽しみながらその世界を描いているんだろうなぁ・・と思わずにいられないものでした。
この展示会のチラシに、こんな文章がありました
「ユーモア・ナンセンスの絵本は数多くあります。
子供たちがこれほど夢中になるのはなぜでしょうか?
子供たちは面白いものを見つける名人です。
そこには意味や理屈ではない感性があります。
おしえて!どこが好き?
子供たちに教わる展覧会です。」
ん~・・
「子供たちに教わる展覧会」なんてとってつけたような意味つけちゃったら、面白さ半減です。
意味や理屈でない感性の人たちに、「どこが好き?」と聞いたところで、
大人が求めているような答えなんて返ってこないような気がするのです。
「なんとなく~」とか「わかんな~い」ってなもんでしょう。
だって、意味や理屈じゃないんだから (笑)。
面白いものはただ面白い、大人だってただ楽しめばいい。
それだけでいいような気がするんですけどね~。