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2012年3月26日月曜日

焼印の値段をしっていますか?


かの有名かすてら屋さんの販売している

「ドラえもんどら焼き」。

ドラえもんファンならずとも、この絵柄、文字すべてを確認し、何とも言えない小さな幸せ感じながら、口に入れるんでしょうねぇ。



記念品作成のアイデアが一向に出てこない私は、
ただひたすら、やみくもに、ネットで検索を続けるという日々を過ごしておりました。



そんなある日、ふと目に留まったのが  「オリジナル和菓子」 という文字。

オリジナルのメッセージや、ロゴを焼印にして、おまんじゅうやどら焼きにジュっと押す・・・・



「ふう~ん、これおもしろいなぁ・・・、いくらかかるんだろう??あ・・けっこうするな・・・無理だな」


気にはなったものの・・焼印製作・どら焼き込の値段は少し予算オーバー、私の中で当初却下された。


「でもな、アイデアとしてはいいかも。必ずしも後に残るもの、実用性の高いものでなくても・・・

だとしたら・・草津銘菓だっていいんじゃないか?遠くから来た方はうれしいかも・・・

・・・あ~・・地元の人はいらない?(笑)・・・

お菓子にワークショップオリジナル包装紙を巻いてみるのはどう?

温泉まんじゅう・・花いんげん甘納豆・・・花いんげんどら焼き・・・最中・・だんご・・・

参加記念品になるか?これ?・・・・・」


ぐるぐるぐるぐる、スーパーコンピューターが回る。回って回ってはじき出す。


「オリジナル焼印だけ別に作って、草津の和菓子屋(もしくは饅頭屋)に頼んで押してもらうのはどうよ!!!!!」と思いついた。


きっとかわいいに違いない。
きっとみんなびっくりするに違いない。
きっと喜んでくれるに違いない。

オリジナルの温泉まんじゅうが見てみた~い!!!!
オリジナルのどら焼きが見てみた~い!!!


「で、焼印っていくらでできるの~??????」


ここからは、地元スタッフ「中沢さん」の出番。

「あのね、こんなのどうかなぁ、おもしろそうでしょ?絶対おもしろいですよ!!」と興奮気味に話す私とは対照的に、
「わかりました。焼印の値段調べます。いつまでですか?」とひじょ~に冷静に、淡々と仕事に取り掛かる中沢さん。



私はウキウキしながら、実際にオリジナルのお菓子を作った後のことを考えていた。
実際にどら焼き作れる知人にコンタクトもとってみた。

「どんな風にラッピングしてあったら、オリジナル焼印が目立つ?
おまんじゅうなら箱入り?どら焼きなら・・・何個?」

もう、鼻歌なんか歌っちゃうくらいの勢いだった。完全に浮かれていた。


が!!
「ん?ちょっとまてよ・・・お菓子だと賞味期限ちゅうもんがあろう・・・
全日程参加の人は・・3日間草津にいることになる。
いつ渡すんだ?
部分参加の人もいるから・・・
いつに合わせて納品してもらえばいい?

・・・・、・・・・、・・・・、ん~・・・、むむむ・・・、

・・・・・これ、思ったより問題が山積みかもしれない」


いろいろな問題がわかっていながらも、潔く撤退・・はしたくなかった。できなかった。


は~~~~~~ん、だって、オリジナル焼印の押されたどら焼きが見たいんだも~ん。



「中沢さん、レッスンの合間の休憩のときのお菓子、これ使いましょうか?
ね、そしたら、その日参加してた方がその場で喜んでくれるし・・面白いし・・・、
賞味期限とか平気だし・・・ね?問題解決だと思いません??」



「・・・。それは構いませんよ、お茶菓子は用意しないといけませんから。
で、じゃあ記念品はどうするんですか?何にするんですか?」



「まぁ・・それは・・また・・・その・・考えますよ・・」




正気に戻った私は「お茶菓子にするにはお金かかりすぎだろ」とこのアイデアからの完全撤退を宣言。
ようは・・・ボツ。


そして、この時の思い付きの結果、私と中沢さんは、
焼印には直火で熱するタイプのものと、電気ごてタイプのものがあること、
イラストや文字の大きさによって値段が違うこと、作成に時間がかかること・・・
などの貴重な「焼印知識」を得ることができた(笑)



これでボツ2。

そしてこの何日か後、辛抱強いはずの中沢さんから・・思わぬセリフを聞くことになるのだ。

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