Home  /   StudioMelt  /   The Workshops

2011年9月30日金曜日

これがレポート?

「とある講習会」として紹介したレッスンのレポートを三回にわたってお送りします。
「自分の感覚をどう表現するか」の訓練、自分の感覚を拾い上げる作業としてレポートを書くことは多いのですが、今回は・・・・レッスンが大がかりだっただけに、
レポートも渾身のものになりました(笑)。

ブログに掲載するに当たり、身体的事象などは個人が特定できない形に変えてあります。

ではでは、お楽しみください。


『80人講習会報告 準備編』

まだまだ昨日の余韻を引きずっていますが、
少しずつ言葉にすることで、私の中も整理され、次に生かすことも出てくると思うので
レポートにします。長~くなりそうな予感ですが、おつきあいくださいませ。

この講習会のはなしをいただいた時、
おおよその予想参加者数や、どんな資格保持者の、何のための講習会なのか、など予備情報を主催者からもらいました。

それからだらだらと・・・なんとなく想像し続けました。

「スポーツ指導者って何考えているんだろう」
「何を必要としているんだろう」
「私の周りだとしたら・・・誰見みたいな人たちかな」

ウエイトトレーニングとかストレッチとか・・・そんなもの!!!って言ったら怒るだろうな(笑)

こんなことを・・・レジュメ期限の一週間前くらいまでしてました。

しぼれない  そんな感じでした。
焦点を決められないから、なにができるのか、なにが面白いのかが全く見えてきませんでした。

「私が何を伝えたいのか」考えることをそっちにシフトして・・・

80人もいたら何したって、おもしろいって思う人も、つまらないって思う人もいるはず。
80人の共通項は「スポーツをしている人」「何かの指導している人」の二点。
さぁどうする!なにを伝える!

で、たどり着きました。

たった一回の講習で、体操の動き一つや二つ覚えたところで、参加者が自分のフィールドに帰って指導する場面で役に立つことなんてほとんどない。
だとしたら、根本的な部分に揺さぶりをかけたい。
「自分の指導はこれでいいのか?」と考えるキッカケになればいい。
「こんなふうに動きを考えることができるのか」と知ってもらえればいい。

印象に残るレッスンをしよう。
こまかい部分なんてどうでもいいから、参加者に「なんだ、これ?」って強烈な印象の残るレッスンをしよう。


ここまでで・・・コンラッドさんにメールを送信。
「なにするかだいたい決めました!」って。実はまだ決めてないのに(笑)。


印象に残ること・・・自分の体験や、置かれている環境に近いことって理解しやすい。それは大事。
逆に、相手の想像の範囲を超えてること・・・これも残る。

とりあえず、主催側の担当者に「資料くださ~い」って言われてるから・・・レジュメ。
そうだ、キーワードのみのレジュメにしてみよう。
実際のレッスン始まる前に目を通しても、まったく理解不能なレジュメにしてしまおう。
「なにこれ?」「これふざけてんの?」とか思ってもらいたい~!!楽しくなってきたぞ。

「スポーツの場面から見たハーモニー体操的思考」
「生産性の低い会社の話」
「ジブリアニメとパラパラ漫画」
「試す自由と新しい動き」

こんなキーワードだけ並べたレジュメ、15分で完成。
主催者に印刷をお願いして、一息つくことができた。これがレッスン一週間前。

次は動きを考えなきゃ・・・・やらなきゃ・・・

こう思ってしまった気がする。すっかり思考が停止してしまった。
焦るし、落ち着かないし、カラダは固まってくるし・・・。
私のカラダはものすごくわかりやすい。背中に痛みが出てくる。

「めんどくさ~」と声にだしてみた。
や~めた!まだ時間あるし、気が向いたら考えよ。放棄!これは私の得意技。

無理に考えても、面白いことはみつからないって経験でわかっている。
考えて決めてしまうと、こんどはそれに縛られる。
そうなるとろくなことはない。

ちょうどこの時期、中学生のバレーボールの大会を見に行く機会があった。

スポーツ観戦に行くことは割と多いのだけれど、
今回は無意識に少し違う見方をしていた気がする。
ネタがいっぱい転がっていた。
いろんなチームのいろんなタイプの指導者がうようよしていた。
バレーボールのうまい子、下手な子、表情のいい子、悪い子、楽しそうなチーム、つまらなそうなチーム、
うはは、面白い。

アタックを打つのがうまい子と下手な子の動きには、大きな違いがあった。
うまい子は全身を使っている。下手な子は腕だけを上げる、下半身だけでジャンプする・・・と動きに繋がりがない。

そんなこと、100も承知のはずだった。私はずっとそうやってスポーツを見てきたのに、どっか~ん。

「腕を挙げる」この動きは、わかりやすい。
これを使おう。

実際の体操の動きと、「腕を挙げる」を関連付けるのはやめよう。
体操は体操、からだを感じるとか、試すとかそのあたりを体験してもらえばいい。
「腕を挙げる」は理論の講習用に使おう。
「全身をハーモニーさせて腕を挙げる」

お~、できた!!。
行けるような気がする。たぶんしゃべれる。

このノリのまま、当日を迎えました・・・・。

続きはまた後ほど・・・・しかし長いな。

0 件のコメント:

コメントを投稿