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2012年10月1日月曜日

サボと私と、私とサボと

突然だけれど・・・私は靴下というものが好きではない。

なので、ひんやりしてくるこの時期が一番悩むというかなんというか・・。

もっと強烈に寒くなってくれば、あきらめもつく。
あまりの冷たさに、いかに足を暖かく保つか、靴下選びに精を出すというものだ。

二年前の秋、写真のサボに出会った。中がボアになっていて暖かい。裸足でいても寒くない(笑)、レッスンに行くのも、ちょっと買い物に行くのもこれさえあれば怖いものなしだった。

でも今年は、このサボをめぐり私の中でちょっとした葛藤があった。
見ての通り、このサボは全体に高さがあって・・・ちょっくら不安定なのだ。
8月の終わりに・・これをつっかけて坂道でぐきっとなった。

右足の足首の動きが悪くなった。
痛くもないし腫れてもいないんだけど、明らかに足首の可動範囲が狭くなった。

「ふふん、まぁ平気さ。ハーモニー体操でそのうちすっきりよ~」なんて思っていた。

ぐきっとなったことすら忘れてしまった頃、
左右の足の裏、特に親指側に違和感を感じた。なんだか攣れる感じがする。
そうこうしているうち・・・
膝を深く曲げてしばらくすると、ひざの後ろ側が伸びないという現象が起こった。
簡単に言うと、正座とかした後、ひざが伸びなくて立ち上がるのが大変ってことだ。

ふくらはぎの上のほうが痛い。はっきりと痛い。

ここまで来て初めて、見て見ぬふりをしてきたことを認めようと思った。

このサボ、歩きにくい!!
ぐきってならないように、足のいろいろなところに無駄に力が入るし、なんというか・・・
そう、たぶん、わたしの今のからだにとって喜ばしいものではないのだ。


痛みのもとは、このサボじゃないかもしれない。もっと他にあるのかもしれない。
でも、自分が感じたことはとりあえず素直に認めておこう。

素直に認めて、これはくのやめたかというと・・・
やめていない(笑)。だって超お気に入りだし~。


一度はお蔵入りさせようかとも思った。ふくらはぎの痛みは結構深刻だったし・・・
思い当たるんだったらそれを排除するのが正しいのではないか・・・とか。
そうまでして履きたいのか?と自分に問い直してみたり。


痛くなるかもっていうリスクと、私にとって「すきなもの」・・・これを天秤にかけて、どっちか選べって言われたら、そりゃあ悩む。


たかがサンダルくらいで・・というべからず。
人から見たら、くっだらないと思えることが、当事者にとっては大変な問題だったりする。


似たようなことは周りにごろごろ転がっている。

例えば、
山登りが大好きな人が膝が痛いというと「山登りはもうやめたら?」
畑仕事が生きがいの人が腰が痛いというと「畑はもういいんじゃない?」

なんて言われた~って話は山ほどある。


痛いのも嫌だけど、やりたいこと、好きなことは続けたい。そんなの当たり前。やめられるわけないじゃない。
人が生きるって、痛いところがなければいいってだけのもんではないでしょう。


じゃあどうする?

そこをね、考えるのがハーモニー体操の醍醐味って~もんですよ(笑)

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