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2012年1月21日土曜日

本気も本気、超本気なのだ



今日も、雪がふりつづいています。

大雪が降ると、思い出すことがある。
が、そのことはちょっと置いといて・・・。

月に一度、妊婦さんとそのご家族向けのレッスンをしてます。とある病院の産婦人科のプログラムで。
ここの産婦人科はすごい!!

何がすごいって・・・徹底的に妊婦さん主体。

親切丁寧な診察を~~なんて看板かかげて実際はそうじゃない・・・なんてことよくあるでしょう?
でもここは違う。
本当に、丁寧に・・・何をしてくれるかというと・・・、
話を聞いてくれる、質問に答えてくれる、アドバイスしてくれる。

この病院でのお産は、かなり自由。
LDR(参考までに、こちら) と呼ばれる部屋で、リラックスした状態でお産ができる。
家から好きなCDもってきてもいいわよ、誰かと一緒にいたかったらどうぞ、どんなお産したい?
と、こんな感じで妊婦さんが自分のお産を自分でデザインできる。

ドクターも助産師さんも、
「お産は自然なムーヴメント、危険だなと思う時以外はできるだけ妊婦さんのペースで!」というスタンスを崩さない。

この前は、レッスン会場のドアを開けたら、
ドクターがPC開いて、妊婦さんにマンツーマンでお産の基礎知識の講義をしていた。
こりゃあなかなか見れない光景だぞと、つい笑ってしまったが。
ここでは、ドクター、助産師、妊婦さんの関係が本当に近い。
これってかなりすごいことだと思う。

体操の部分を請け負っている私にも、惜しげもなく最新の情報を教えてくれる。
すべては「妊婦さんに安心してお産に臨んでもらうため」。
そのためだったら手間暇は惜しみません!って思いがビンビン伝わってくる。


とここまで書いて、本題に戻ろう。
「大雪が降ると思い出すこと」

もうだいぶ前・・・娘を妊娠していた時のこと。

真冬が予定日だったので、
あまりに天候が悪いときに産気づいたらどうしようと本気で心配していた。

雪で車が動かない、大渋滞しちゃうとか・・・心配の種は尽きなかった。
妊娠中ってホントに些細なことも気になるし、不安だし、心配なのだ。

そんな私に、助産師さんが、

「いざとなったら救急車呼んでいいわよ。私たちが迎えに行くことだって考える!大丈夫だから」

と言ってくれた。
冷静に考えれば・・・助産師さんが迎えに来れるなら、うちの車で病院に行けるし、救急車はどうなんだ・・という感じだけど(笑)

でもなんというか・・・私の不安に寄り添おうという姿勢がみえて、それだけで妙~に安心したのだ。
小さな小さなやり取りだったけれど、私にとっては忘れられないこと。


誰かが理解しようとしてくれている、本気で向き合おうとしてくれている、
それが伝わるというのは、
ものすごい効果あることなのかもしれない。
これは、生徒さんと接する私にも問われる姿勢。
この助産師さんの本気具合はすごいし、学ぶべきことがたっくさんある。



そんな本気な助産師さんと、今一緒に仕事できるのは、不思議な縁だし、ありがたいなぁと思うのであった(笑)。


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