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2013年5月16日木曜日

私もテニスがした~い!


小っちゃいころから続けていたスキー競技をやめて、お街の高校に行くことを選んだ長女。

彼女が高校で選んだのは、硬式テニス部。

「テニスで負けたからって、命を取られるわけじゃないんだ。
俺たちは命をかけた勝負をしてるわけじゃない。
だったら、とにかく楽しもうじゃないか!」

長女の入部したテニス部の顧問の先生は新入生を前にこう切り出したそうだ。

県内では強豪校。あくまで目指しているのはてっぺん。
でも、昔の根性一辺倒な強豪のイメージとは全くかけ離れている。


「楽しんだもん勝ちだぞ~」先生はいつもそんな感じらしい。

練習が楽しいから休まない。休まないから経験値がどんどんあがる。つまり上手くなる。上手くなると勝てる。勝てると楽しい。楽しいから休まない。
もう無限ループだ。

「部活ができる時間なんてたった2年だ。
2年後の今、君たちは3年として高校生活最後の大会に臨んでいくんだ。
1年生で球拾いしてる時間なんてないだろう?」

いわゆる「部活の常識」なんてこの先生には関係ない。

多分、「どうしたらこの子たちがうまくなるか?楽しめるか?」
そこを本気で考えてくださっている。
その本気は、ちゃんと子供たちに伝わる。

娘曰く、「先生ちょ~いい人♥♥」
女子高生の絶対的信頼を勝ち取れる大人はそうはいない。

おそるべし先生(笑)

真剣さと楽しさは共存できる。
このチームを見ていると、そんなことを実感する。

悔しいのも、苦しいのも、もちろん嬉しいのも、ぜ~んぶひっくるめて楽しもうって、
そんな空気が満ち溢れている場所があったら、
そりゃあもうそこが一番いいよね。

離れて暮らす親としては・・たまには練習休んで、帰って来ればいいのにと思ったりもするけれど、
娘にはまったくそんな気もなく、
「今日も部活たのしかった~♥」というLINEが毎日届くのであ~る。

帰ってきて私とテニスしてくれればいいのに・・・。

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