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2011年12月25日日曜日

大人が楽しいと・・・

 Merry Christmas

日本海側の大荒れ天気が伝えられる中、
草津は、想像を絶する寒さと、ほんの少しの雪のクリスマス。

何週間か前、小学2年の娘が
「NORADってパソコンで調べて。」と突如言いだした。

担任の先生が
「サンタが飛んでるのが見られるよ」と教えてくれたらしい。

やっと読めるようなローマ字で、自由帳にきちんと情報を書き残してきた娘の情熱に押され、検索すると・・・

想像以上の洒落た世界が待っていた。

「クリスマスイブに、サンタクロースが何処にいるのか追跡するプログラム」
簡単に言ってしまうとそれだけなのだが(笑)

まぁ、読んでみてくださいな。


サンタの追跡方法

60’s tracking picture
NORAD は、レーダー、人工衛星、サンタ カメラ、ジェット戦闘機の 4 つの最新鋭システムでサンタを追跡します
まず使用するのは、「北米警戒システム」と呼ばれる NORAD のレーダー システムです。この強力なレーダー システムは、北米の北部国境に張り巡らされた 47 の施設で構成されています。NORAD はクリスマス イブにこのレーダーを絶えず監視して、サンタクロースが北極を出発する瞬間をキャッチします。
サンタが飛び立ったのをレーダーで確認したら、次の検知システムの出番です。地球の上空約 35,888 km の静止軌道上には、赤外線センサーが搭載され熱を感知することのできる人工衛星が複数配置されています。なんと、赤鼻のトナカイ「ルドルフ」の鼻からは赤外線信号が放出されているため、NORAD の人工衛星はルドルフとサンタの位置を検知できるのです。
US and Canada flags



このプログラム、「NORAD」北米航空宇宙防衛司令部という正真正銘立派な軍事組織が展開しているのだ。
なんでこんなこと始めたかと言うと・・・・こちら、

 

サンタを追跡する理由


NORAD とその前身である CONAD(中央防衛航空軍基地)は、50 年以上にわたりサンタの飛行を追跡してきました。
この恒例行事は、1955 年にコロラド スプリングスに拠点を置くシアーズ ローバック社が、子供向けに「サンタへの直通電話」を開設したときに、誤った電話番号を広告に掲載したのがきっかけとなって始まりました。サンタにつながるはずのその番号は、なんと CONAD の司令長官のホットラインの番号だったのです。子供たちからの電話を受けた当時の司令官ハリー シャウプ大佐は、サンタが北極から南に向かった形跡がないか部下にレーダーで確認させました。そして、電話を掛けてきた子供たちにサンタの現在地の最新情報を順次伝えたことから、この伝統が生まれました。
1958 年、カナダと米国の両政府は「北米航空宇宙防衛司令部(通称 NORAD)」として知られる両国が共同運営する北米防空組織を創設しました。そしてそれが、サンタの追跡という伝統も引き継いだというわけです。

http://noradsanta.org/ja/ より)



子供からの間違い電話に、ユーモアたっぷりに答えてあげる大人。
なんかいいなぁ!

そしてそれをきっかけに、何十年も大人が本気でこのプログラムを継続しているという事実。
これ、ボランティア運営らしいから、大人にとって何の利益もないことをただただ続けているってこと。

「子供の喜ぶ顔が見たい」とか、とってつけたような理由はいくらでもあるかもしれない。
でもそれは多分、あとからくっつけたもので・・・。


「こんなことやったら、面白いんじゃん」
「おい、このシステムもつかえそうだぜ」
「来年はもっと最新のシステム開発しちゃおうか」

とか、大人が本気で楽しんでる姿をつい想像してしまう。


最初の一歩も、飲み会の様な雰囲気のなかで、「やってみようぜぇ」って発言する人がいて、
「お~いいな。面白そう」と賛同する人があらわれ、
ノリノリの遊び感覚だったに違いない。・・・勝手な想像だけどね(笑)


「どうでもいいことを楽しむ」と言うのは、けっこう難しいことなので、

ただひたすらに  「なんかいいなぁ」 と思いながら、

日本上空を飛行するサンタの映像を食い入るようにながめた今年のクリスマスであった。

2 件のコメント:

  1. 岩上です。はじめて読ませていただきました。いい記事ですね。
     
     上毛かたるの会やってみようと思いました。

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  2. 岩上さん、コメントありがとうございます。
    気が向いたときに、書きつづっているブログですが、ぜひまた読んでくださいな。

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